春にピッタリのおすすめ絵本「ピーのおはなし」のご紹介です。
お話しに出てくるいちごや、背景のチューリップが春を感じさせてくれます。
3才くらいからのお子様におすすめです。
犬のピーがイチゴを採りに行くお話しで、きもとももこさんの色鮮やかなイラストが春を感じさせてくれます。
きもとももこさんの絵本「うずらちゃんのかくれんぼ」の記事はこちらからどうぞ。
・家族への思いやり ・冒険 ・助け合い ・勇気 |
このようなたくさんの感情がギュッと詰まった絵本です。
絵本の内容や、実際に子供に読み聞かせした時の子供の反応もお伝えしていきます。
なごみはこんな人だよ。
地元の小学校に絵本の読み聞かせボランティアに参加して10年以上になります。
仕事で小学校の司書の先生のお手伝い経験有り。
実際に小学生に読み聞かせした時と、息子が3才の時に読み聞かせした時のリアルな反応をお伝えしていきます。
絵本の紹介
『ピーのおはなし』
ピーのおはなし
さく きもと ももこ
福音館書店 定価900円(税別)
お話のあらすじ
主役は犬のピーです。
もうすぐ赤ちゃんが産まれるお母さん、今日はとてもくるしそうです。
そこでピーはお母さんの大好きなイチゴを採りに出かけます。
ピーの冒険の始まりです。
ピーはいちごを探している道中、川に落ちて溺れてしまいます。
そこへさかながきて「こっちのほうへおよいで」「がんばって」とピーを応援してくれます。
さかなたちのおかげで岸にたどり着けたピーはいちごを見つけてたくさん採ることが出来ました。
帰るのがおそくなってしまったピー、今度はことりたちが近道を教えてくれます。
行きしは落ちて溺れてしまった川も、勇気を出してことりたちに助けてもらってちゃんと渡ることが出来ました。ピー、よく頑張りましたね。
さかなやことりたちのおかげで無事にいちごを採ってこれたピー、なんと帰ると赤ちゃんが産まれていました。
ピーが採ってきたいちごで、家族みんなでいちごパーティーをしました。
子供の反応
未就園児
息子が3才の時に読み聞かせした時の様子をご紹介します。
はじめは私に「お母さんのお腹の中にも赤ちゃんおるん?」と私のお腹を触りながら聞いていました。
でもピーが川に落ちて流されてしまう場面になると、表情は一変…。
どうしようと不安そうな顔になりました。
その後、さかながきて無事に岸に上がることが出来ると、ホッとした表情を浮かべていました。
ことりと一緒に飛んで川を渡るときはとても楽しそうでした。
最後はかわいい赤ちゃんを見て「わあー、赤ちゃんもう産まれとるで!」と嬉しそうな様子でした。
息子は自分が、すっかり主人公のピーになってしまっていたようです。
小学校1.2年生
小学1.2年生の読み聞かせでは、「ウチの犬も赤ちゃん産んだで」とか、「ウチにもボストンテリアおる!」など、家の飼い犬とピーを重ねて見ていたようです。
未就園児と小学生で、主人公の捉え方も変わってきますね。
ピーが川を渡るときは、さかなやことりと一緒にピーを応援していました。
友達を応援したり助けたりする思いやりの心が育っているのが分かりますね。
ピーが無事に帰って、赤ちゃんが産まれているのを見つけると
「ピー、お兄ちゃんになっとるやん!」と言っていました。
赤ちゃんの誕生やピーの成長を喜んでくれていたのだと思います。
まとめ
ピーのおはなしはいかがでしたか?
ピーの家族を想う優しい心や、失敗してもチャレンジする勇気など、ピーが子供のお手本になってくれるのではないでしょうか。
心の成長に必要な色んな感情を引き出してくれる絵本です。
ぜひお子様と一緒に読んでみて下さいね。
☞【3歳~4歳】におすすめの絵本5選!はこちらからどうぞ>>
コメント