2月3日の節分は「豆まき」が出来る楽しいイベントですね。
豆まきは楽しみだけど鬼がちょっと怖いというお子様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなお子様も、きっと笑って楽しめる節分におすすめの絵本をご紹介します。
なごみはこんな人だよ!
地元の小学校に絵本の読み聞かせボランティアに参加して10年以上になります。
仕事で小学校の司書の先生のお手伝い経験有り。
実際に子供が気に入ってくれた絵本をご紹介していきますね。
「節分」におすすめの絵本の紹介
日本の昔話
かえるをのんだととさん
再話 日野十成
絵 齋藤隆夫
福音館書店 定価900円(税別)
※写真の絵本の価格は800円になっていますが、現在は900円(税別)です。
お話しのあらすじ
日本の昔話の絵本です。
主人公のととさんがお腹が痛くなって、おしょうさまに相談しに行くお話しです。
おしょうさまは
「はらのなかにむしがおるせいじゃ、かえるをのむといいぞ。」
と言いました。
何て斬新な発想のおしょうさまなの?
さすが昔話、ビックリですね。
でもかえるがお腹の中の虫を食べてくれたおかげで、お腹の具合はすっかりよくなりました。
でも…
今度はかえるがお腹の中をぺたらくたら歩いて気持ち悪くてしかたがありません。
そこで、またおしょうさまに相談に行くとかえるを退治するために
「へびをのむといいぞ。」
と言いました。
こんなふうに、ととさんはお腹を治すためにどんどん色々な物を飲んでいきます。
かえる、へび、キジ、猟師…最後にはなんと鬼を丸飲み!
おしょうさまに節分の豆を口に投げ入れてもらい、鬼退治が出来て一件落着。
小学生低学年の子供の反応
小学低学年の子供たちに読み聞かせをしました。
はじめは昔話というと、少し怖いイメージがあるようで身構えた様子でした。
でもととさんがかえるを飲む様子を見ると、
「えーっ!気持ち悪いやん!」
と言いながらニコニコ笑顔になります。
そしてヘビが出てくると、
「そんなん飲めるん?」
と素直なツッコミ(笑)
キジが出てくるころにはみんな、
「次は何が出てくるんやろう?」
と想像しながらクイズ大会のようになっていました。
奇想天外なお話しが子供の想像力を掻き立ててくれたようです。
最後は鬼がととさんのおしりの穴から飛び出すという、子供うけ間違いなしの結末。
大爆笑で終わりました!
ちなみに3歳児の息子も同じような反応でした。
こんなに笑える節分の絵本はなかなかないと思います。
豆まきをする前に読んであげると、より一層豆まきが楽しめそうですね。
3歳くらいから小学生低学年くらいまでのお子様にオススメです。
ぜひ、お子様と一緒に読んでみてくださいね。
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