コピーライターの梅田悟司さんの本
「やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。」
コンビニで見かけてふと目にとまり、少し立ち読み。(すみません)
1ページみただけで面白くて即購入しました!
梅田悟司さんのお子様が誕生されたのをきっかけに育児休暇を4カ月半とられたそうです。
その時の家事、育児の大変さを知り、コピーライターとして名もなき家事に名前をつけて名もなき家事の「見える化」を実現してくださいました。
さすがプロ!と思わず言ってしまうくらい面白い名前を付けてくれています。
3コマ漫画付きで家事の様子を想像しやすく、字も大きくて読みやすいので隙間時間でサクサク読めてしまいます。
イラストレーターのヤマサキミノリさんの漫画がまた面白いんです。
こんな感じで見開き1ページで1つの名もなき家事の紹介になっています。
私のおすすめはこちら
・時計のズレを直すのが面倒で、脳内で正しい時間に変換する家事
「時間脳トレ」
・水切りネットのサイズが微妙に小さくて、破れないかハラハラしながら口の部分を無理やり伸ばしてセットする家事
「伸びしろへの期待」
・自分で指定した再配達時間に急かされるように帰宅する家事
「再配達門限」
などなど、この3つでけでもププッと笑ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に家事をしている時は自然にしているので気づいていませんが、こんなにも名もなき家事があるんだと驚きます。
そしてどれも「わかるわかる!」と共感できるものばかりです。
普段の家事は誰に褒められるわけでもなく、自分を含め家族みんなが主婦(主夫)がやって当たり前と思っているのではないでしょうか?
家事は一人黙々とこなす孤独な労働です。
ゴミ捨て1つにしても、
ゴミを各部屋から集めて1つのゴミ袋で入りきるか不安を感じながら上からギューッと押し込んで
入ったと思ったら底の方がお菓子の箱の角でビリッと破れて、結局ゴミ袋を2枚重ねにしてゴミ袋の無駄使いをしてしまったという自己嫌悪になりながら
袋の口をギュッと縛る。
そこで、「あれ?今日何曜日だっけ?ゴミの日は火曜日だから…」と考えながら
今日が水曜日だったことに気づく。
このゴミ、次のゴミの日までどこに置いておこうと悩み、顔面にちびまる子ちゃんのように縦に数本線が付いてるのを感じる。
ゴミ捨てでこんなにも労力を使い神経をすり減らしているなんて、家族の誰も知らないでしょう。
でもこの本を読んでからは名前が付いた名もなき家事をしながら
「あっ、私今キッチン二毛作してる」
と思い、楽しく出来るようになりました。
最近では自分で名もなき家事を見つけると名前をつけてみたりします。
私の名付けた名もなき家事
・子供が残した朝ごはんをラップして冷蔵庫において置き、自分の昼ご飯に食べる家事
「残飯処理班」
・就寝時、明日のご飯は何にしようと考えながら眠りにつく家事
「献立の寝かしつけ」
・洗濯かごの中から洗濯ネットに入れるか入れないか見極めながら洗濯機に入れていく家事
「救出作戦」
いかがでしょうか。
毎日、家事に追われている主婦(主夫)のみなさま、この本を読むと家事や育児の大変さを分かってもらえた、認めてもらえたという気持ちになります。
そして名もなき家事のネーミングが面白すぎて、思い出しながら家事をするとちょっと楽しくなります。
主婦(主夫)の方はもちろんですが、ぜひご家族みなさんで読んでみてくださいね。
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