今年も残りわずかになって、いよいよ受験生もラストスパートをかける時期がやってきましたね。
年が明けると、子供も本気で焦りだすので自然とやる気が出て勉強に取り組めます。
(実際、私がそのタイプでした)
2学期の今が一番やる気が出ずストレスが溜まり、しんどい時期です。
きっと夏休みの大量に出た宿題を終わらせて、塾のビッチリ詰まった夏期講習から解放され、少々現実逃避気味になっているのかもしれません。(ウチの娘です)
そんな受験生を親としてどういうふうにサポートすればいいかまとめました。
受験生の子供の好きなごはんを作ってあげる
「えっ?ごはん??」と思うかもしれませんが、これ本当に重要です!
受験を乗り越えてきた高校生がみんな口を揃えて言うのがコレ!
塾の進路説明会の時に、地元の名門校に合格した塾卒業生の先輩方が3人来られてQ&Aコーナー。
塾先生「勉強で疲れた時に親にしてもらったこと、言われたことで一番嬉しかったことは何?」
塾先輩「塾で疲れて帰ってきた時に、好きなおかずが並んでいたら、おっちょっと豪華やん!って思って嬉しくてテンションあがった。」
3人中3人共が同じ返答でした!
これは意外な答えで、驚きました。
確かに食欲旺盛な育ち盛りの時期ですもんね。
我が家でも早速実践して、グラタン、ハンバーグ、オムライスが頻繁に食卓に登場するようになりました(笑)
これは親にしかしてあげられないことなので、ぜひ好物のごはんを作って受験生の胃袋をガッツリ満たしてあげましょう。
睡眠時間を十分にとる
寝るのが遅くなり朝起きるのが辛くて、結局一日眠くてでボーっと過ごしてしまうということ、誰でも経験したことがあると思います。
私の学生時代もまさにこれでした。
授業中に眠くてボーっとしているので、授業の内容が全く頭に入らず、宿題をしようと思ってもさっぱり分からない。
分からないから宿題に時間がかかってまた寝る時間が遅くなる…という悪循環に陥っていました。
これで塾がある日なら更に寝る時間が遅くなってしまいますよね。
これを解決するのは…
ズバリ朝活(朝勉)です!
最近の朝活ブームで実践している方も多いのではないでしょうか。
夜型の生活を朝型に変えるだけで集中力がつき、短時間で驚くほど勉強がはかどります。
中学生は最低でも7時間の睡眠が必要と言われています。
夜は23時までには寝るようにしましょう。
もし宿題する時間がない場合は、思い切って朝にしましょう。
いつもより1時間早く起きてカーテンを開け、朝の陽ざしをたっぷり浴びながら机に向かって勉強するととても気持ちがよく、頭にもスーッと入ってきます。
私の娘も、夜に勉強した時の半分以下の時間で宿題を終わらせることが出来たようです。
そしてその流れで、授業にも集中して取り組めたようです。
忙しい受験生にとって、短時間で効率良く勉強できるのは嬉しいですよね。
睡眠時間も確保でき、生活習慣も改善されるので朝活しない手はないですね!
親もストレスを溜めない
15歳の子供にとって、初めて受験という大きな山を乗り越えようとしています。
多感な思春期も重なってストレスでイライラしていたり、情緒が不安定になる子もいると思います。
そんな時に周りの家族がイライラしていると、子供は更にストレスが溜まります。
イライラはうつるのです。
イライラしている人の側にいる時や愚痴を聞いていると、自分も同じようにイライラしたり怒りっぽくなったりした経験はないでしょうか?
これと同じで親がストレスを溜めていると、子供もイライラしてきます。
ストレスで集中力が落ち、やる気がなくなったりします。
避けられるなら避けたいですよね。
今の時代、ストレス無しで生きていくのは難しいですが、子供の前では出来るだけ笑顔でいましょう。
気分転換に、軽い運動をしたり大きな声で歌ってみたり美味しいものを食べたり…自分に合ったストレス解消方法を見つけて溜めすぎないようにしましょう。
成績、勉強に干渉しすぎない
受験生の親が成績に干渉せないつするねん!とつっこまれそうですが、テスト結果が悪かったとき、一番落ち込んでいるのは子供です。
きっと、しょんぼりした顔をしていると思います。
ここは一言言いたい気持ちをグッとこらえて、温かく見守りましょう。
もしも「成績下がっとるやん!ちゃんと勉強しとったん?」
なんて言おうものなら、反抗期全盛期の中学生はムッとした表情でドタバタしながら自分の部屋に行き、イライラMAXで勉強する気ゼロになります。(これもウチの娘です)
勉強のやる気がなくなってしまっては、もともこもありませんもんね。
逆に少しでも成績が上がった時はいっぱい褒めてあげて下さい。
褒めてもらうと誰でも嬉しいですよね。
やる気倍増!ちょっとしたプライドも出てきて、今の成績より落としたくない、もっと上がりたいと思ってくれます。
「はよ勉強しーよ。」と言うよりも簡単に子供が勉強に取り組んでくれるようになりますよ。
でも「ウチの子は全然成績上がらへんから褒められへん。」
という方は、何でもいいので頑張ったことや出来たことを見つけて褒めてあげて下さい。
いつもより早く起きれた、兄弟に優しく接した、お手伝いをした、部屋の掃除をしたなど、小さなことでも見つけて褒めてあげると、自分に自信がもてるようになります。
やれば出来るんだ!と思ってもらえれば、作戦大成功です。
この自信を勉強の方に繋げていきましょう。
中学生でもやっぱりリビング学習がおすすめ
小学生の間はリビングで勉強をしていたけれど、中学生になると時間も遅くなるし他の兄弟たちはテレビ見たいし…という感じで自分の部屋で勉強している方が多いのではないでしょうか。
もちろん、自分の部屋の方が静かで落ち着くというお子さんもいらっしゃると思います。
しかし、中学生になって自分の部屋があっても勉強するのは結局リビングという家庭がとても多いんです!
自分の部屋は机の横にベットがあって、勉強に集中出来ずに疲れてしまうとベットにゴロン。
そのままスマホをいじりだしてしまうか、寝てしまう…。
もしくは、勉強しないとと思うと部屋の散らかりがやけに気になり始めて、片付けに没頭しだす…。
学生あるあるですよね。
これを防ぐにはベットや自分の持ち物がないリビングがおすすめです。
リビング学習には家族の協力が必要不可欠です。
・まず、テレビは切りましょう。
・音楽をかけたい場合は歌詞がないメロディーだけの曲にしましょう。
・親は横で座ってみているよりも、食器洗いやアイロンがけなどの日常に家事をしていた方がいいようです。
もう何もすることがない時は少し距離をとって読書をしたり勉強の邪魔にならないようにしましょう。(この時、親だけスマホはNG)
ゆっくりくつろぐ部屋と勉強する部屋を分けることによってメリハリができ、勉強を始めるエンジンにもなりますね。
このように学習環境を整えてあげることも親にとって大きな役割の一つです。
子供が親に言われた(された)嫌な言動
普段、無意識にしてしまいそうな言動が子供を嫌な気分にして、やる気をなくさせてしまっているかもしれません!
親の言動に対する子供の心の声を、元受験生から聞いてきたのがこちらです。
親の言動:はよ宿題しーよ
子供の心の声:今しようと思とったのに、いっぺんにやる気なくなったわ(あるあるNO.1)
親の言動:テストが終わった後すぐに「テストどーやったん?出来た?」と聞く
子供の心の声:ほといて、出来とったら聞かれんでも言うわ
親の言動:テスト前に買い物などに連れ出す
子供の心の声:何で今日?せっかく勉強しようと思とったのに
親の言動:「○○くん、今回成績良かったらしいで」などと、兄弟や近所の子供と比べる
子供の心の声:どうせアホですよ。親は誰やねん
親の言動:「前より点数落ちたな~…」と余計な一言を言う
子供の心の声:ほっといて
親の言動:「みんな与えられた時間は平等24時間なんやで」
子供の心の声:もしかしたら私だけ20時間で世界が回ってるんとちゃうやろか?(←重症です)
いかがでしたでしょうか?
思わず言ってしまった一言で子供のやる気がなくなっているかもしれません。
私は言っていたことが多数あり、猛省しました。
まとめ
・子供の好きなごはんを作ってあげる
・睡眠時間をしっかりとる(朝活)
・親もストレスを溜めない
・成績に対して干渉しすぎない
・リビング学習がおすすめ
・子供が親に言われた(された)嫌な言動
実際に受験を経験してきた現役高校生の体験談を聞いて、記事にまとめてみました。
自分も受験生の時同じことあったな~と思うところもあったのではないでしょうか。
受験は大変なこともたくさんありますが、子供が大きく成長する大事なイベントでもあります。
親子で協力しながら乗り越えていきましょう。
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